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笹幸恵
2018.12.14 12:55お知らせ

艦名でお国柄がわかる・・・かも。

軍事トリビア、配信されました
NHKのお名前番組、好きでよく見ているのですが、
それにちなんで(?)、今回は
帝国海軍と海上自衛隊の艦艇のお名前について
ご紹介しています。

艦艇のお名前は、テキトーにつけたわけじゃ
ないんですね。
ちゃんとした命名基準があります。
その基準とはなんぞや?
基準から外れるお名前はどう考えたらいいの?
お名前をつけるときの苦労とは?

などなど、海軍と海自の艦艇を
取り上げつつ、ご紹介しています。

それにしても、日本の艦名は花鳥風月&地名が多い。
自然をこよなく愛する国民性みたいなものが
きっとあるのではないでしょうか。
ちなみに米軍の場合は、第二次大戦中の
艦艇の名前を引き継いだもののほか、
激戦地であった地名にちなんだものが多い。
先日「軍トリ」でもご紹介した中部ソロモンの
「ムンダ」とか、ガダルカナルの「ルンガ・ポイント」とか、
「マタニカウ」(マタニカウ川というのがあります)とか。
艦名を辿るだけで戦闘経過がわかりそう。
歴戦の勇者を顕彰する気持ちが強いのでしょう。
あとはニミッツとかルーズベルトとか
レーガンとか、元帥や大統領のお名前をつける例も。

お隣、韓国はどうかというと、歴史上の著名な人物の
名前が多い。日本人でもなじみのある人物だと、
世宗大王(李氏朝鮮の国王)とか、
朝鮮水軍を率いて秀吉の軍と戦った「李舜臣」とか。
伊藤博文を暗殺した「安重根」のお名前も。
日本なら「豊臣秀吉」とか「織田信長」を
艦名にするようなものだよね。
「李舜臣」に対抗して「宇喜多秀家」とか?
……う~ん、ないわ。

母国の何を誇りとするかって、こういうところに
自然と表れてくるのかもしれません。
たかが艦名、されど艦名。

軍事トリビア、どうぞご覧ください。

艦名のナゾに迫る!~戦艦「大和」はなぜヤマト?

視聴はコチラをクリック



笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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